先日、エステに来てくださったお客様。
もう長いお付き合いなのですが、その日は施術中も帰り際も、何度もこうおっしゃっていました。
「わがままでごめんね」
寒かったり、暑かったりして温度調整をお願いしたこと。
用意していたハーブティーが飲めなくて断ったこと。
その一つひとつに、丁寧に謝ってくださって。
私はその姿を見ながら、
「本当に優しい方だな」と感じると同時に、
少し胸がきゅっとなりました。
わがままって、そんなに悪いことでしょうか。
「わがまま」と聞くと、
自己中心的
迷惑をかける
悪いこと
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも本来、「わがまま」は
「我のまま」――自分の思いのまま、という言葉から生まれました。
今では
他人の都合を考えずに欲求を押し通すこと
という意味で使われることが多く、
「わがまま=ダメなこと」と思われがちです。
では、
常に他人の都合を優先し、
自分の気持ちを後回しにすることは、
本当に“いいこと”なのでしょうか。
優しい人ほど、
わがままを言えない人が多いように感じます。
空気を読む。
相手を思いやる。
迷惑をかけないようにする。
それは、とても大切なことです。
でもその分、
自分の中にふと浮かんだ気持ちや感情を、
飲み込むことにも慣れてしまいます。
「わがまま言ってごめんね」と言える人は、
実は“本当のわがまま”を言っていないことが多い。
自分の感情や要望を伝えることが、
いつの間にか「わがまま」とすり替えられてしまっているのです。
思いを口に出したからといって、
必ずしも誰かに迷惑をかけるとは限りません。
私は、お客様のご要望に応えることで、
少しでも楽になっていただけることが、
何より嬉しいと感じています。
だからこそ、
「ごめんね」よりも
「ありがとう」と言ってもらえる関係でいたい。
その願いが叶うかどうかは、また別の話。
でも、
「そう感じている自分がいる」
と外に表現すること自体が、
心にとっては大きな意味を持ちます。
自分の気持ちは後回しにするべき。
我慢するのが当たり前。
迷惑をかけてはいけない。
そんな思いを抱えながら生き続けると、
気を遣いすぎて疲れてしまい、
自分の好きなことや
本当にやりたいことが分からなくなってしまうこともあります。
自分の心に浮かんだこと。
感じた感覚。
「こうしたい」という小さな願い。
それを、まずは
自分自身が認めてあげること。
そして、外に出してあげること。
それができるようになったとき、
生きづらさは、少しずつ変わっていくのかもしれません。
「自分の願望は言ってはいけない」
「我慢しなければ」
「いい人でいなければ」
「人に迷惑をかけてはいけない」
そんな思い込みの下で、
声を出せずにいた
インナーチャイルド(心の奥の小さな自分)。
そう感じてしまうのは、
潜在意識に刷り込まれてきた
“生き方のプログラム”かもしれません。
ヒプノセラピーでは、
その思い込みにそっと気づき、
少しずつ緩めていくお手伝いをしています。
「わがままはダメ」
そう教えられて育ってきた私たちですが、
本当にダメなわがままは、実はそれほど多くありません。
誰かを傷つけるためのわがままと、
自分を大切にするためのわがままは、
まったく別のものです。
誰かのためだけに生きる人生から、
自分のためにも生きる人生へ。
その一歩として、
小さなわがままを、
少しずつ言ってみてもいいのではないでしょうか。ないでしょうか。
心の奥にいる「小さな私」と向き合いたい人へ
無理に変わろうとしなくて大丈夫です。
でも、もし今、
「わがままを言えない」
「我慢するのが当たり前になっている」
そんな自分に、少し息苦しさを感じていたら。
それは、あなたの心の奥にいる
小さなあなた(インナーチャイルド)が、
「もう少し自分の気持ちを大切にしてほしい」
とサインを送っているのかもしれません。
ヒプノセラピーは、
無理に変わるためのものではありません。
これまで身につけてきた
「いい人でいなければ」
「我慢しなければ」
という思い込みに、そっと気づき、
少しずつ緩めていくための時間です。
安心できる空間の中で、
あなた自身のペースで、
心の奥の声に耳を傾けていきます。
「わがままを言っても大丈夫」
「自分の気持ちを感じていい」
そんな感覚を、
まずはここで体験してみませんか。
ヒプノセラピーについて詳しくは、
▶︎ ヒプノセラピーメニューはこちら
からご覧いただけます。

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