~内側からも効果を高めるために~
「施術前の食事ってどうすればいいんですか?」
この質問、実はとっても多いんです。
マッサージやエステの効果は“外側からのケア”だけでは決まりません。
食べたものや体の中の状態によっても大きく左右されるんです。
せっかく大切な時間を使ってサロンに来てくださるなら――
「外側」だけでなく「内側」からも整えて、より効果を高めていただきたい!
そんな思いで今日は、サロンに来る日の食事のコツをまとめてみました。
施術前のちょっとした意識で、翌日のスッキリ感やお肌の調子がガラリと変わりますよ(^^)/
施術前の食事、理想のタイミングは?
「お腹いっぱいのまま行っちゃった…」
「逆にお腹ペコペコで行ったら、なんだか落ち着かなかった」
こんな経験はありませんか?
実はどちらもNGなんです。
- 食べてすぐの施術は✕
消化のために血流が胃腸に集中してしまい、マッサージで全身に血を巡らせても届きにくくなります。そのため、せっかくの施術効果が半減してしまうことも。 - 空腹すぎるのも✕
低血糖でだるさを感じたり、アドレナリンが出やすくなってリラックスできない原因に。
ではどうすればいいかというと――
理想は「食後1~2時間後」の施術。
このタイミングなら、消化がひと段落し、全身に血流が巡りやすい状態になります。体もリラックスしやすく、施術の効果をグッと引き出せるんです。
サロンに来る日のおすすめ食事

さらに、サロンに来る日は「美容デー」と決めて、食事には少しこだわって選んでいただければ、もっと◎。 必要な栄養をきちんと摂っておくと、施術で血流がぐんと良くなるタイミングに、その栄養が全身に巡りやすくなるからです。
体の外からだけでなく、内側からも整えてあげると施術効果がぐんと高まります。
ポイントは3つ。
- 消化に負担をかけないこと
- 血糖値を急に上げないこと
- 必要な栄養素をバランスよく摂ること
おすすめメニューはこんな感じです。
- 玄米おにぎり+お味噌汁
- 鶏むね肉や豆腐を使った料理+たっぷり野菜
- 焼き魚+おひたしやサラダ
どれも胃に優しく、ビタミン・ミネラル・良質なたんぱく質をしっかり摂れる組み合わせです。
さらに、野菜を最初に食べると血糖値の急上昇を防げます。
脂質はお肉の脂よりも、お魚やナッツに含まれる油を選ぶと、美容や代謝アップにプラス。
食事だけで補いにくい部分は、安心できるサプリメントを上手に取り入れるのも◎。 「食べたものが体をつくる」からこそ、美容の日はちょっと意識してみると違いが出やすいんですよ。
🌙お悩み別おすすめ食材&栄養
🌜眠りが浅い方
- トリプトファン(納豆・豆乳・ヨーグルト・バナナ)
→ 幸せホルモン「セロトニン」をつくり、夜は睡眠ホルモン「メラトニン」に変わります。 - カルシウム(小魚・ごま・チーズ)
→ 神経の興奮を抑えて、心を落ち着ける作用。 - マグネシウム(海藻・アーモンド・豆類)
→ 神経の緊張を和らげ、眠りに入りやすく。
😴寝ても疲れが取れない方
- ビタミンB群(豚肉・卵・玄米)
→ エネルギー代謝を助ける栄養素。寝ても疲れが抜けない人は「エネルギーが作れていない」ことが多いです。 - 鉄(赤身肉・ひじき・レバー)
→ 酸素不足は「朝起きても疲れている」原因に。
👀目の疲れがある方
- ビタミンA(にんじん・かぼちゃ・ほうれん草)
→ 網膜の健康を保ち、目の乾燥を防ぐ。 - アントシアニン(ブルーベリー・カシス)
→ 目のピント調整を助ける成分。 - DHA(青魚)
→ 目の神経細胞を守る働き。
🤕日常的に頭痛がある方
- マグネシウム(ナッツ・海藻・大豆)
→ 血管の収縮を調整して、頭痛予防に。 - ビタミンB2(卵・乳製品・レバー)
→ 脳のエネルギー代謝を助け、片頭痛の軽減にも。 - 水分補給(常温のお水やハーブティー)
→ 脱水が頭痛の引き金になることも。
💪コリが強い方(首・肩・背中など)
- マグネシウム(アーモンド・ひじき・ほうれん草)
→ 筋肉の緊張をゆるめる「リラックスミネラル」。 - たんぱく質(魚・大豆・鶏むね肉)
→ 筋肉の修復に必須。回復しないとコリが慢性化。 - オメガ3脂肪酸(青魚・えごま油・亜麻仁油)
→ 炎症を抑えて、コリや痛みを和らげるサポートに。
🛌熟睡したい方
- トリプトファン+ビタミンB6(バナナ+鮭/鶏むね肉+玄米)
→ メラトニンをつくるベストコンビ。 - 温かい飲み物(ハーブティー・甘酒)
→ 内臓を温めて副交感神経を優位に。 - カルシウム+マグネシウム(小魚+豆腐のお味噌汁など)
→ 神経の興奮を鎮めて、深い眠りをサポート。
🌸女性特有のお悩み編
🤕生理痛がある方
- 鉄(赤身肉・レバー・小松菜) → 経血で失われやすい栄養。
- オメガ3脂肪酸(青魚・えごま油・亜麻仁油) → 炎症を抑えて痛みを和らげるサポート。
- マグネシウム(ひじき・ナッツ・豆類) → 子宮の収縮をやわらげる。
😣PMSが酷い方(イライラ・気分の波・むくみなど)
- ビタミンB6(鮭・鶏肉・バナナ) → セロトニン生成を助け、気分を安定させる。
- カルシウム(乳製品・小魚・大豆) → 神経の興奮を抑え、イライラを軽減。
- マグネシウム(海藻・ナッツ) → ホルモンバランスを調整しやすく。
🌺更年期にお悩みの方(ほてり・不眠・気分の波など)
- ビタミンE(アーモンド・かぼちゃ・アボカド) → 血流改善&抗酸化作用でほてり・冷えに。
- カルシウム+ビタミンD(小魚・きのこ・鮭) → 骨の健康維持&神経安定に。
- ビタミンC(柑橘・赤パプリカ・ブロッコリー) → 副腎サポートでストレス耐性UP&ホルモンバランス補助。
🚫美容デーに避けたいNGフード

揚げ物・脂っこい食事
- 消化に時間がかかり、施術中に胃に負担をかけてしまいます。
- 酸化した油は、肌のくすみや炎症の原因にも。
糖分の多いスイーツ
- 一気に血糖値が上がった後、急降下すると「だるさ」や「眠気」に。
- 糖は体内でたんぱく質と結びついて「糖化(肌の黄ぐすみ・シワの原因)」を起こします。
アルコール
- 脱水作用があり、むくみやすくなったり、血流も乱れやすくなります。
- 施術でせっかく血行が良くなっても、アルコールで台無しに…。
カフェインの摂りすぎ(コーヒー・エナジードリンクなど)
- 利尿作用が強すぎて、せっかくの水分やミネラルが流れ出てしまいます。
- 交感神経が優位になりやすく、リラックス効果を感じにくくなります。
美容デーのひと工夫
「食べたものが体をつくる」からこそ、サロンに来る日は食事にもひと工夫を。
最近は、普段からサプリメントを活用されている方も増えていますね。
実は、施術前に必要な栄養を取り入れておくと、血流がぐんと良くなるタイミングで全身に行き渡りやすいんです。
私自身も、美容デーは「外側のケア」と「内側の栄養」をセットで意識しています。
例えば、疲れを感じやすいときはビタミンCとビタミンB群、むくみが気になるときはカリウムなどのミネラルをプラス。
これだけでも翌日の体の軽さが違いますよ。
まとめ
サロンに来る日の過ごし方は、施術の効果を左右する大切なポイント。
外から整えるマッサージと、内から支える栄養サポートが合わさることで、心も体もワンランク上の仕上がりに。
「今日は美容デーだから、食事も美容寄りに」
そんな風に少し意識していただくだけで、明日の自分がもっと楽しみになるはずです♪
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