●ぽっこりお腹、
●肌が乾燥してガサガサ、荒れやすい
●薄毛
●首や背中にもりっとついた脂肪、
●お尻やバストのたるみ‥など、
女性の更年期以降、いわゆる《おっさん化》してしまう人がいます。
もちろん、《おっさん化》せず、女性らしい体型を維持する方もいらっしゃいますよね。
その違いは一体なんでしょうか?
できることなら、《おっさん化》せずに、年を重ねたい!
今回は、そんな《おっさん化》の原因を紐解き、
50代、60代もキレイに年を重ねる女性でいられるようにするには
どうしたらいいのかを解説していきます。
更年期とおっさん化
なぜ更年期に《おっさん化》してしまうのか
更年期とは、閉経を挟んだ前後5年をいいます。
女性ホルモンを作っていた“卵巣”の機能が低下し、女性ホルモンが作られなくなることで、生理が止まります。
実は、閉経後の女性ホルモンの量は、男性が分泌する女性ホルモンよりも少ないんです。つまり、同年代のおじさんより女性の方が女性ホルモンが少ない状態になっているということ。
女性ホルモンは、女性らしさの源。
細胞を柔軟に保ち、
お腹に脂肪が付くことを妨げ(妊娠時に子宮を圧迫しない為)、
太ももやお尻に皮下脂肪を溜め込みます。
痛みを和らげる作用などもあります。
そのホルモンが、急激に減少していくのが更年期。
どうしたら、その急激な落差を少なくできるのか。
どうしたらおっさん化を緩やかにできるのか。
そのカギとなるのが『おじさん』です。
おじさんについて考えるとおっさん化が防げる!?
女性ホルモンが減少することが《おっさん化》に繋がります。
じゃあ、どうしたら女性ホルモンの減少を少しでも和らげることができるのでしょうか?
それを知るヒントは“男性がどこで女性ホルモンを作っているのか”です。
女性にも男性ホルモンがあるように、男性も女性ホルモンが作られてます。
卵巣のない男性が、どこで女性ホルモンを作っているのかというと、
実は、
《脂肪細胞》と《副腎》です。
そして女性も、閉経前までは、女性ホルモンの9割を《卵巣》で作ってますが、
残りの1割は《脂肪》と《副腎》が作っています。
つまり、閉経後は、《卵巣》で作れなくなった分を
この《脂肪細胞》と《副腎》が一手に引き受けることになるんです。
そうなると、更年期以降、
ある程度《脂肪細胞》がある人が有利ですし、
《副腎》が女性ホルモンをいっぱい作れることが、
《おっさん化》を防ぐことになります!
おっさん化と副腎
更年期になった体も、できるだけ今までの女性ホルモン量を維持したいので、
どうにかして女性ホルモンを作らせようとします。
そのため、更年期以降、脂肪を付けて女性ホルモンをできるだけ作らせようとして、太りやすくなるという側面もあります。
しかし、今までは、お腹周りに付かないようにと女性ホルモンによって守られていましたが、その守りがなくなっているため、付く脂肪は“お腹”周りが多くなっていきます。
特に、《副腎》が弱っていればいるだけ、その傾向が強くなります。
ところで、皆さん、“副腎”ってご存じだったでしょうか?
初めて聞いたという人も多いんじゃないですか?
かくいう私もその一人。
副腎の役割を簡単に説明すると、“体の生命活動を維持するために必要なホルモンを作る工場”です。
女性ホルモンだけでなく、いろんな種類のホルモンを作ってくれています。
《脂肪細胞》と協力して女性ホルモンを作ってくれる《副腎》ですが、
女性ホルモンよりも、生命の危機に必要なホルモンを作る方が優先されますし、
現代は“ストレス社会”。
常に《副腎》が働かなければいけない状態に陥っている女性は多いんです。
そうなると、《副腎》に頼れないので、《脂肪》でどうにかするしか方法がなくなってしまいます。
つまり、《脂肪》を付けないで《おっさん化》を防ぐためには、
いかに普段から《副腎》に余分な負担をかけずに、元気にホルモンを作れる状態を保つことが重要です!
そうは言っても、自分の副腎が弱っているかどうかなんて分からない!!
ですよね。
最近は、自由診療のクリニックで“副腎疲労”を見てくれることも増えてますが、まだまだ認知されていません。
そんなアナタに副腎チェックリストを作りました♪
アナタの副腎疲労度の目安にしてみてください。
こんな症状ありませんか?おっさん化の前兆《副腎疲労チェック》
✅朝、起きるのが苦手
✅なんでもない時に立ち眩み
✅物忘れが多い
✅アレルギー症状がある
✅疲れがたまりやすい
✅キレやすくなった
✅頭痛がする
✅背中の真ん中が痛いときがある
✅食べないと動けない、考えがまとまらない
✅何をしても楽しめない
✅生理前のストレスが強くなった
✅肌の乾燥やしっしんがヒドイ
✅お腹が痩せなくなった
✅男性の髭が生えるところから毛がでる
3つ以上あれば副腎に疲労がたまっているかも!?
いかがでしたか?
副腎は、体の生命活動を担う場所。その副腎が弱ると、いろんな不調がでます。
その内容は、
《うつ病》や《更年期症状》として診断される症状と一致することも多々あります。
《うつ病》と診断されてて、改善しないとセカンドオピニオンで《副腎疲労》と分かって改善されたというお話も耳にします。
まだまだ医療の現場でも、認知されていない場合が多いんです。
40代以降は、この《副腎》が疲れて、不調が出ている方が非常に多いように感じます。
次回は、この《副腎》をどう元気にしていくかについてを解説していきたいと思います。
お見逃しなく(^^)/
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