はじめに:秋の肌が“なんだかパサつく”理由
夏が終わり、ふと鏡を見たときに感じる“くすみ”や“ごわつき”。
「スキンケアは変えてないのに、なんだか潤いが足りない…」そんな声を、秋口のサロンではよく耳にします。
実は、秋の肌トラブルは単なる“乾燥”ではなく、夏に受けたダメージとホルモンバランスの変化が関係しています。
気温や湿度の低下により空気は乾燥し、皮脂分泌も減少。そこへ紫外線による酸化ストレスやターンオーバーの乱れが重なり、肌のバリア機能が弱まってしまうのです。
さらに40代以降の女性では、女性ホルモン(エストロゲン)の減少も大きな要因に。
エストロゲンは“潤いホルモン”とも呼ばれ、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドなどの生成をサポートする役割を担っています。
つまり、ホルモンの変化はそのまま「うるおいを作る力」の変化。
だからこそ、秋の肌を整えるには外からの保湿+内側のホルモン&栄養ケアの両輪が欠かせないのです。
女性ホルモンと“潤いスイッチ”の関係
肌や髪、心までやわらかく保ってくれるエストロゲン。
20~30代をピークに分泌が少しずつ減少し、40代を迎える頃には肌の潤い・ハリ・弾力の低下を感じやすくなります。
エストロゲンが減るとどうなるのか?
肌の角質層では、セラミドや天然保湿因子(NMF)の生成が追いつかなくなり、バリア機能が低下。
その結果、肌の水分が逃げやすくなり、乾燥・赤み・かゆみといった“敏感なサイン”が出やすくなります。
また、ホルモンバランスの乱れは自律神経や血流、睡眠の質にも影響します。
冷え・肩こり・不眠が続くと、血液や酸素が肌細胞まで届きにくくなり、“潤いを運ぶ力”も低下してしまうのです。
つまり、「潤いのスイッチ」は肌だけでなく、体全体とホルモンの調和の中にあるということ。
スキンケアだけでなく、内側からの整え方がカギになります。
内からのケア①:潤いを育てる食事
肌が潤うには、「作る材料」と「それを届ける力」の両方が必要。
どんなに高価な化粧品を使っても、体の中に材料が足りなければ、潤いは作られません。
特に秋冬に意識したい栄養素はこちらです👇
● 良質な油(オメガ3・オメガ9系)
→ 炎症を抑え、肌のバリア機能を整える。
青魚(サバ・イワシ・サンマ)、アマニ油、えごま油、オリーブオイルなど。
● ビタミンA・E
→ 肌細胞の再生と血行促進に関わる。
かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、ナッツ類など。
● タンパク質
→ コラーゲン・エラスチン・角質層の細胞など、肌を作る基礎材料。
卵、鶏むね肉、魚、豆腐、納豆など。
● そして、「冷え対策」
血流が悪くなると、せっかく摂った栄養が肌まで届きません。
ショウガや根菜類、温かい汁物をプラスするだけでも、巡りが良くなり“内側のうるおい循環”が高まります。
食事を整えることは、単なる美容習慣ではなく、「肌が自分で潤う力を取り戻す」ための第一歩なのです。
内からのケア②:ホルモンバランスを味方にする生活習慣
エストロゲンは、ストレスや睡眠不足でも簡単に乱れてしまう繊細なホルモン。
“女性らしさ”や“しなやかさ”を守るためには、日常の中で整える意識が欠かせません。
たとえば、
・夜はスマホの光を早めにオフにする
・湯船にゆっくり浸かって副交感神経を優位にする
・「〇〇しなきゃ」より「今日はここまでできた」で自分を褒める
こうした“ゆるみ時間”が、ホルモンの安定に直結します。
リラックスした心と血流の良い体が、肌の潤いを作る環境そのものだからです。
眠れるサロン Plume blanche では、**「寝落ちするほど緩む」**をテーマに、
脳や神経の緊張をほぐし、ホルモンのバランスが整うようなケアを大切にしています。
睡眠とホルモンの関係は、とても深いんです。
外からのケア:細胞間脂質を“補う”保湿
肌表面では、角質細胞のすき間を「細胞間脂質」が埋めることでバリア機能を保っています。
その主成分は、セラミド・コレステロール・脂肪酸。
この3つが黄金比で存在してこそ、肌はしっとりとした柔らかさを保てます。
乾燥が強いときは、外からこれらを“補う”ケアが重要。
● セラミド
「ヒト型セラミド(天然型)」と表示されたものを選ぶのがおすすめ。
中でも セラミド2・3・5(表示名:セラミドNG、NP、AP) は、保湿力・バリアサポートに優れています。
● コレステロール・脂肪酸
細胞間脂質のバランスを整えるうえで欠かせません。
成分表に「コレステロール」「パルミチン酸」「ステアリン酸」などが入っていると理想的。
● 動物由来オイル(シアバター、ホホバ、スクワランなど)
人の皮脂に近く、敏感肌にも優しい天然オイル。
乾燥がひどいときや季節の変わり目には特におすすめです。
保湿ケアは「潤わせる」のではなく、「潤いを逃がさないように守る」こと。
“閉じ込めるフタ”として使うのがポイントです。
まとめ:潤いは“与える”ものではなく、“育てる”もの。
肌の乾燥を防ぐことは、単に「保湿する」だけではありません。
ホルモン・栄養・睡眠・血流……
そのすべてがつながって、はじめて“潤いを生み出す力”が戻ってきます。
エストロゲンという潤いホルモンを味方につけながら、
内と外、両方から肌を育てるケアを。
そして時には、サロンで“何も考えずにゆるむ時間”を。
心がふっと緩むとき、体も肌も、静かに再生を始めます。
この秋は、あなた自身の“潤いスイッチ”を優しくオンにしてあげてください🌙
サロンケアで叶える「巡り+潤い」の相乗効果
🌾潤秋コース(ボディ&フェイス130分)
秋は“秋バテ”や乾燥による不調があらわれやすい季節。
そんな時期におすすめなのが、Plume blanche の 潤秋(うるあき)コース。
巡りを整えるアロマボディトリートメントと、高保湿フェイシャルを組み合わせ、
肌と心の両方に“しっとりと満ちる潤い”を届けます。
夏に溜まった疲れを癒しながら、秋から冬への変化に備える。
深い安らぎの中で、内側のスイッチが静かに“潤いモード”へ切り替わっていくのを感じてください。
施術後は、
「肌がふっくらして化粧ノリが全然違う!」
「体が軽くて、夜ぐっすり眠れた」
というお声も多くいただいています。
スキンケアとともに取り入れたい、“素肌を育てる”一品
肌のうるおいを守る鍵となる「細胞間脂質」。
サロンでは、その働きをサポートする特別なアイテムとしてエミュヌールシリーズをおすすめしています。
セラミド・コレステロール・脂肪酸を理想バランスで配合し、
肌のバリア機能を補いながら“自ら潤う肌”へ導く処方。
詳細はここでは少しだけ——
気になる方は、サロンまたは公式LINE・HPからチェックしてみてくださいね✨
🕊 眠れるサロン Plume blanche
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